新生児仮死(しんせいじかし)

2010年03月23日 00:08

新生児仮死とは、胎盤から酸素が十分に供給されずに、赤ちゃん(胎児)が仮死状態で生まれてしまうことをいいます。

仮死の程度は、全身の症状で判断するため評価が難しく、アプガースコアという基準で診断されています。

アプガースコアとは、皮膚の色・呼吸・心拍数・筋肉の緊張・反射の状態を点数で表したものです。

その合計点数が低いほど仮死の程度が低く評価され、赤ちゃんにとって危険な状態となります。

新生児仮死が起こる原因として考えられるのは、分娩中に臍帯(さいたい)が圧迫されたり、ねじれたりして、胎児への血流が悪くなることがあります。

そして、胎盤から胎児へ酸素が十分に供給されず、仮死状態となります。

生まれた後に蘇生を行います。、命をとりとめても仮死状態は、臓器や脳に悪い影響を与えるため、その後に障害が残ることがあります。

最悪の場合は、蘇生せず死亡にいたります。


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